願書作成・公証・出願まで


 004年2月末、単位もなんとか全部取れ、後は出願するのみとなりました。以下は出願までの手続きです。ご参考までにどうぞ。

出願準備編

1:ANJOのHPへアクセスし、各種マニュアルをダウンロード (2004/03/05)
   願書の書き方、マネーオーダーの作成方法、出願の際に必要なリストなどを入手しました。私はこの中にてっきり願書が入っていると思っていたのですがどこ
    にも無く、一瞬焦りました。願書はNASBAという訳の分かんない団体ののHPに入ってからダウンロードせねばなりません。


2:願書をダウンロード (2004/03/05)
   全部英語のHPから願書をダウンロードする。州によって様式が異なるようなので、HPからダウンロードする際は慎重に。初回受験者用、再受験者用、受験
    要件に関してなどなど紛らわしいダウンロードボタンが数多くあるので、ご注意を。

3:ANJOへ成績証明書直送依頼のファックスを送信 (2004/03/07)
   私はANJO指定の大学の単位を取ったので、Transcript(成績証明書)の直送業務をANJOが代行してくれました。($9.00)ファックスで直送依頼書を送信
    しただけ。
各月の15日までに送信しないと翌月扱いになるとの事。

4:願書への記入 (2004/03/08)
   気合を入れて書き始めたのですが、想像以上に簡単で拍子抜けしました。書く所は氏名と住所、卒業大学位で、後は「YES・NO」の質問にチェックを入れる
    だけ。15分程度で終わりました。5×5センチの写真が必要だったのですが、時間とお金が無かったのでデジカメで撮ってそれを貼付しました。ま、多分大丈
    夫でしょう・・・・
    尚、願書の部分の公証の欄への記入は
一切行ってはなりません。氏名の記入等は公証の際に行います。

5:郵便局でマネーオーダー、EMSの用紙をもらう (2003/03/08)
    地味にこの準備が結構重要です。出願の時にマネーオーダーの用紙に記入したり、EMS(国際スピード郵便)の宛名を書いたりするのは時間のロスです。
    「下さい」と言えばすぐに何枚でもくれるので事前に郵便局に行きマネーオーダーの用紙、EMSの送り状、EMS専用の封筒をもらっておきましょう。


6:文房具屋さんで裏表白紙のハガキを買う (2003/03/08)
    願書提出の際にハガキを同封せねばならないのですが、どこにそんなハガキが売ってるのか分からずちょっと困りました。郵便局には売っておらず、文房具屋
    さんで買いました。

7:5、6の書類に必要事項を記入、全ての準備を完了させる (2003/03/09)
   マネーオーダー、送り状、ハガキへ必要事項を記入し、EMS専用の封筒に願書など全ての書類を入れて公証に行くのみとする。



公証編
  ぁ、全ての準備が整いました。あとはいよいよ公証です。人生初のアメリカ大使館。一生縁が無い場所だと思っていたのですが、ま、これもいい経験です。
  ちなみに、以下にも書きますが
とにかくすんごい警備の状況でした。今回は分かり易いように写真を載せようとデジカメ持参で行ったのですが、とても撮れる
  ような状況ではありませんでした。撮ってたら・・・間違いなく呼び止められ、不審者と間違われていた事でしょう。普通の生活していて、あんな警備状況を見る
  機会なんて無いですよ。是非、行ってみて下さい。話のタネになります。(2004年3月10日)

1:アメリカ大使館の場所をネットで調べる (2003/03/09)
   前日の深夜、全ての準備を終えた後にネットで場所を調べました。溜池山王駅が一番近い感じ。地図は英語でしか書いてなかったけど、とりあえずこれもプリ
    ントアウト。ただ公証について何時から何時までやってるとか、何が必要かとかまでは書いて無かったように思えます。(きちんと読んで無いだけかも。)ANJO
    のマニュアルに午前は12:30まで、午後は14:00〜16:00までと書いてあったので、それを信じて12:30までに行く事にしました。パスポート等の身分証明書が
    必要とも書いてあったのでこれもカバンに入れてと。

2:溜池山王駅で降りる (2004/03/10)
   溜池山王駅13番出口で降ります。この13番出口まで駅の改札からかなり歩きます。東京駅から地下鉄大手町駅位の距離(←分かりづらい?)だと考えて
    頂ければ丁度いいかと。私は当日ギリギリで溜池山王駅に着いて焦っていたからかもしれませんが、とにかく結構歩きました。出口を出ると目の前に全日空
    ホテルとアーク森ビルが見えます。

3:アメリカ大使館まで歩く (2004/03/10)
    出口を出た所から既に物々しい雰囲気が漂っています。出口の影に、目つきが明らかに一般人とは違うスーツ姿の青年、よくSPなんかが付けてるイヤホン
    装着、が直立不動で立ち、出てくる人をチェックしています。
    気になりつつ歩を大使館に進め、曲がり角を曲がった瞬間に唖然・・・曲がり角から大使館までの直線200m程の道の両サイドに
パトカー、護送車がズラ〜
    列をなして並んでいました。10m間隔で警察官が立ち、周囲の人物に目を配っています。私はなかなかの方向音痴なのでプリントアウトした地図を片手にお上
    りさん状態でそこの直線を進んでいたのですが、まぁ呼び止められる呼び止められる。
    警官:「どこに行かれるのですか?」
    私:「え、あのアメリカ大使館に・・・」
    警官:「用件はなんですか?」
    私:「いや、公証に・・・・」
    警官:(怪訝な表情に変わり)「それはアポイントを取ってますか?」と言いながら無線機を使って何かを聞こうとしている。
    私:「え?いや、取ってませんが・・・」
    ガーン、公証って予約が必要なのか?焦りつつ至って平静を装う。でもこの人、公証が何か分かってる様子ではない。
    
あ!!分かった!!このお巡りさんは交渉だと勘違いしてるのだ。おいおい、そんな訳無いやろ!と心の中で突っ込みを入れつつ説明。
    私:「アメリカの公認会計士の試験を受ける為に必要な手続きの事なんです。」と言いながら願書を出す。
    警官:「あぁ、なるほど、分かりました。この道をまっすぐ行ってください。」
    結論、アメリカ大使館の警備をしているからと言っても、CPAとは全く無関係な日本の警察官の方に公証なんて言ってはいけません。なるべく地図も持たず、
    慣れた振りをして大使館の入り口まで行きましょう。

4:大使館へ入る (2004/03/10)
   大使館の入り口に辿りつきました。正門は閉ざされ、通用口からしか出入り出来ない状況になっています。入り口でまぁ当然の様に止められて用件を聞かれ
    カバンの中身を調べられました。しかも入念に。チャックやポケットも全部開けられました。誤解を与えかねない物は持って行かない様にしましょう。
    通用口から大使館に入り、公証の入り口へ。ここでも空港と同じようなチェックが入ります。携帯、カメラ等の荷物を預け、X線で調べられます。金属探知機
    ゲートを通過してようやく中へ。警察官?(日本人のおばさんでした)のチェックを受けている間、軍服姿のアメリカ人がじっと私を見つめていました。
    尚、掲示板に頂いた書き込みによる情報によると、ペットボトルなどの飲食物は没収され返してくれないそうです。ご注意を。(確かに「飲食物はありますか?」
    と聞かれました。)

5:公証する (2004/03/10)
   何とかチェックを終え、いよいよ公証へ。公証が行われている場所は、(恐らく)ビザの許可なんかを受ける所と一緒なのですが、行列が出来ているのは全て
    ビザの所だけで、公証の所は全く人がいませんでした。
    受付窓口は日本人とハーフっぽい人の2人。「ハーフの人に呼ばれませんように。」という私の願いも虚しく、「ハイ、ドウゾ。」とハーフの人に呼ばれてしまい
    ました。緊張の一瞬。英語がしゃべれるかどうかドキドキしながら行くと、流暢な日本語で「書類出して。」と言われました。ホッとするやらちょっとがっかりやら。
    1:「まずここにブロック体で自分の名前を書いて」を言われ、そこに名前を記入。
    2:
「じゃぁキャッシャーに行って30ドル払ってきて」と無愛想に言われる。
    3:キャッシャーと書かれている窓口に行き、お金を支払う。「現金、カード、日本円、ドル、どれで払いますか?」と聞かれたので現金、円を選択。
      ちなみに当日のレートは¥112-でした。¥3,360-払って再び公証窓口へ。
    4:$30の領収書を渡すと、これまた無愛想に「はい、右手を挙げて」と言われる。右手を挙げると、「あなたはここに記載されている事が全て事実であると
      誓いますか?」みたいな事を聞かれる。「事実です。」と答え、公証終了。
    5:「じゃぁここに筆記体でサインして」と言われる。ここまでの慣れない作業にやや興奮していた私、ついついブロック体でサインをしてしまった。痛恨。
      「筆記体って言ったでしょ。」と冷たいやや切れ気味のお言葉。しばしの沈黙が流れ、「じゃぁ横に筆記体でサインして。」と言われる。「K.T K.T」と
      2つのサインが並んだ形で願書に名前を記入する羽目になってしまった・・・・
    6:最後に公証人のサインと、願書の写真の部分に大使館のハンコが型押しされて終了。この間僅か5-10分程度。あっという間に終わりました。
    
    結論として、公証自体は大して手間ではありません。特に構える必要も無いでしょう。



出願編
  っと全てが終了しました。後は出願するだけ。私の場合は、前述の通り全ての準備を既に終えていたので、大使館に一番近い郵便局を前日にネット
   探し、地図をプリントアウトしておきました。願書を持って郵便局へ。

1:マネーオーダーを作ってもらう (2004/03/10)
   作成しておいたマネーオーダーの作成依頼書を渡し、マネーオーダーを作成してもらいました。受け取ったマネーオーダーに自分と送り先の住所、氏名
    を記入して完了。

2:切手交換券(?)みたいな物を購入する (2004/03/10)
   願書に同封するハガキに貼付する切手交換券(切手と同じような役割の印紙のようなもの)を購入しました。¥150-也。

3:EMS(国際スピード郵便)で送付する (2004/03/10)
   願書、マネーオーダー、返信用のハガキなど全ての書類を確認して、いよいよEMSで送付。基本料金は1,200円ですが、基本料金に含まれる損害保険の
    対象金額は25,000円までだそうです。私は全教科受験の為、受験料に70,000円程かかったので、追加費用150円を払って送付してもらいました。
    ちなみにこのEMSのサービスはトラッキング機能が付いているので、自分の郵便物が今どこにある状態なのかネットで分かるようになってます。




  以上で全ての手続きが終了。かなりの充足感が得られます。こんなめんどくさい事、一回で終わらせたいですね。
  もし追加や訂正などありましたら是非お知らせ下さい。連絡待ってます。
  これから手続きする皆さん、頑張ってくださいね〜!!